資産家とはどういう人を指す言葉なのでしょうか?
資産家と言えばお金持ちのイメージがあるかと思いますが、どれくらい資産のある人なのか、具体的にはわかりませんよね。
じつは資産家には〇〇円以上持っているというような具体的な数値の定義はありません。世間の認識から形作られているイメージといえます。
では、どのようなイメージをもって、資産家と判断されるのでしょうか。
世間で発表される長者番付や銀行・証券会社のデータを基に照らし合わせてみますと、
資産家とは、金融資産・実物資産問わず、億単位で資産を持っている人を指すと言えます。
この記事では、資産家とはどのような人を指すのか、また、もし資産家を目指すならどのような手段があるのかについてご紹介します。
1.資産家とはどういうひと?
1-1.資産家の定義
そもそも、資産家とはどのような人を指すのでしょうか。まずは資産家の定義を見てみましょう。
精選版日本国語大辞典で「資産家」を調べると、以下のように記載されています
【財産の多い人。金持。富豪。財産家。】
その他の辞書で「資産家」の定義を引いてみても、共通して「財産を多く所有する人」「財産家」とありますが、具体的にどれくらい多く所有しているのかといったような数値はありません。
つまり資産家とは、お金持ちではあるけれど、「〇〇円以上」といったような決まりはないと言えそうです。
1-2. 「資産家」と評価されるのはいくらから?
では、世間的にはどの程度資産を持っている人が資産家と判断されるのでしょうか。
考えるための材料として、資産家一覧や銀行・証券会社のデータをもとに考えてみましょう。
・資産家一覧に掲載されるのは1000億円以上
Wikipediaに記載されている日本の資産家一覧を参照してみましょう。
ウィキペディアに記載の日本の資産家一覧
この一覧は、アメリカの経済雑誌『フォーブス』に基づいています。
元にされているフォーブスの日本人長者番付では、10億USドル(約1000億円)以上の資産を保有する人と世帯がランクインしています。
ここでは、資産1000億円が資産家の一つの指標と言えそうですね。
長者番付上の「資産家」が1000億円以上保有していることを一つの指標にしているのなら、誰から見ても明らかな、世間から見たお金持ちが資産家ということでしょう
・銀行で資産家とみなされるのは資産が億単位の人
実は、資産家という言葉が使われるのは長者番付だけではありません。
資産家という言葉が出てくるのは、ずばり銀行です。
銀行での融資を出す際に、十分な返済能力のある資産を既に持っている方、中でも億単位以上の資産をお持ちの方に対して使われます。
つまり、銀行では億単位以上の資産を保有することで「資産家」と判断されていると言えます。
このことからも、資産家と呼ばれる人は少なくとも億単位で資産形成をしていることが分かります。
・資産家と富裕層は違うのか・証券会社のデータから検証
野村総合研究所によると、富裕層は1億円以上資産をもっている層を指します。
このことに照らし合わせると、銀行で資産家と呼ばれる場合も億単位の資産をお持ちの場合なので、富裕層以上と資産家は同じ階層にいるとも言えそうですよね。
では、富裕層と資産家の違いは何かというと、資産の基準にあります。
上記の図では純金融資産保有額とあることから、金融資産の額で層の区分けがなされているのが分かります。金融資産とは現金・預金・株式・投資信託などの資産を指します。
資産には大きく分けて二つあります。一つは金融資産、もう一つは実物資産です。
実物資産とは不動産などの形を持つ資産です。
例えば、実物資産を億単位で持っている人が金融資産を億単位で保有していない場合、資産家とみなされるでしょうが富裕層には入らない、ということになります。
したがって、資産家=富裕層とは必ずしも言い切れないことが分かります。
もちろん富裕層かつ資産家ということも多々あります。
富裕層は金融資産を基準にしている一方、資産家は実物資産を含めたすべての資産を指しています。
これらの考察から、資産家とは、金融資産・実物資産を問わず億単位の資産を保有している人と言えそうです。
2.資産家にはなれない?資金を大きくする方法とは
資産家にこれからなろうとするのは、不可能なことではありません。
ですが、長者番付に載るような、1000億円以上の資産家を目指すのは、並大抵のことではありません。1000億円以上の資産家を目指すのはかなり難しいと言えるでしょう。
もしあなたがこれから資産家になりたいと考えるなら、まずは億単位、1億円以上を目指すのが現実的と言えます。
ではどのようにしたら1億円以上の資産を手に入れられるのでしょうか。
資産家に近づくためには2パターンあります。代々資産を受け継いできた資産家と、ビジネスなどに成功して一代で財を成す資産家です。
これから目指すとなると、後者ということになりますね。
ここでは、資産家の第一歩としての1億円の資産形成を目指す方法を取り上げます。
・運や他人に頼る
宝くじを当てる、大きな賭博で勝つ、資産家と結婚する、などが出来れば、一瞬で大金を手に入れることが出来ます。
しかしながら、この方法はあまり現実的ではありません。
例えば2021年のサマージャンボ宝くじは1000万枚の中に3枚しか1億円以上の当選はありません。0.0000003%の確率でしか当たらないとなると、ほとんど不可能に近いでしょう。
賭け事にしても一度に増やすには元手となる資金が必要ですし、負けた場合資産を失うどころか負債を負うことにもなりかねません。確実でないうえに危険な方法ですのでやめましょう。
また、資産家と出会って結婚できるかというのも、努力のしようはあるかもしれませんが、それで資産家と確実に結婚できるわけではありません。
自分がコントロールできない範囲のことに頼ってお金を増やそうとしても思い通りにはいきません。
現実的に資産家になる手立てを考えるのならば自分の力で出来る方法にしましょう。
・ビジネスで成功する
起業して成功すれば資産家になれる可能性があります。
ビル・ゲイツ氏はマイクロソフト社の創設で世界トップクラスの資産家になりました。Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏も、ビジネスに成功して財を成した一人ですね。
このように誰もが知るような企業で成功できれば、1000億円以上の資産家になれる可能性はあります。
とはいえそこまで成功できるのは一握りです。先にも述べましたが、まずは1億円以上を目指したほうが現実的と言えます。
資産家になろうとしてビジネスを始めるというのは本末転倒ですが、あなたが本当にやりたい仕事があるなら、起業して1億円以上の資産家を目指すことも可能でしょう。
・貯蓄する
1億円を目指して貯蓄するのも一つの方法です。
国税庁が発表した「平成30年分民間給与実態統計調査結果(令和元年9月)」によりますと、正規雇用者の平均年収は504万円です。
仮に40年働くとすると、生涯年収は約2億円です。
例えば、毎月給与の半分を貯金できたら1億円貯蓄できます。ですがそれが出来るのかというと現実的ではないですよね。
ボーナスなどの賞与を貯蓄することも考えられますが、現在の暮らしよりも相当切り詰めた生活に切り替える必要があるでしょう。
仮に貯蓄できたとしても、その時にあなたはすでに定年を迎えた年齢です。
これまでの方法の中では、貯蓄は資産家に近づける方法の一つと考えられますが、貯金だけで達成するのは難しそうですよね。
いまよりもさらに高収入の会社に転職するなど、所得を増やす方法も並行して検討しましょう。
・投資で増やす
キャリアアップしてより高収入を目指すことも大切ですが、もう一つ収入を増やす方法があります。それは収入源をさらに別に作ることです。
ここでおすすめなのは投資です。副業などでさらに収入を増やすことも考えられますが、すでに本業で忙しい方には難しいですよね。投資ならば、副業のような時間の制約を受けずに資産を増やすことが可能です。
投資にも投資信託・株式投資・不動産投資…などなど、多くの種類があります。
最も効率よく出来るおすすめの投資は、不動産投資です。
不動産投資は効率よく定期収入を得られる魅力的な方法です。管理などの手間も管理会社に任せれば少なく済みますので、忙しい方にもおすすめです。億単位の資産形成にもっとも近づける方法ともいえるでしょう。
具体的に、10年で3000万円利益を出せる可能性があることもシミュレーション結果からわかります。詳しくはこちらの記事をご覧ください:1000万円を投資するなら新築一棟アパートがおすすめ!
ですが、不動産投資のハードルはなんといっても資金です。
投資にも資金によって選べる方法が変わってきます。不動産投資はある程度資金がなければ始められません。
資金面が整わないというかたは、まずは他の投資方法で資金を増やしましょう。
資金があまりない方で早く資金を作りたい方は、株式投資やFX投資等の売買差益を狙う方法が向いています。しかし、この方法だと利益が大きく出せる可能性がある反面、損失が出た場合に大きなリスクにもなりかねませんので、リスクも理解したうえで取り組む必要があります。また、市場価格のチェックなどをまめにできる方のほうが向いています。
できるだけ堅実に資金を貯めたい方は、投資信託等の、長期間投資することでリスクを抑えながら利益を狙えるものがおすすめです。売買差益を狙う方法よりは手間も少ないので、忙しい方にも向いているといえます。
これまで紹介してきた貯蓄などの方法よりも、資産家に近づくには投資が最も現実的と言えます。
どのような投資から始めたらいいのか分からない方や、不動産投資で資産形成をしたいそのための資金作りを具体的に知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
:インカムゲイン・キャピタルゲインとは?どっちが初心者におすすめか解説
:資金500万円を1000万円に増やすために私がおすすめする投資戦略
3.資産家をめざすなら不動産投資をはじめよう
これまでに見てきたように、資産家を目指すなら投資を始めるのが一番現実的な方法と言えます。中でも不動産投資を始めることが出来れば億単位の資産形成が具体的に目指せるのです。
事実、資産家も多くは不動産を持ち、それを運用することでさらなる収益を得ています。
具体例として、PLACのお客様の事例をご紹介します。
千葉県で6000万円台の新築一棟アパートを購入したお客様で、
PLAC売主の物件でしたので仲介手数料も掛からず、融資もセットでご紹介できました。
初期費用150万円で、毎月16万円程度、年間だと約192万円キャッシュフロー(収益からランニングコストを引いたもの)が得られています。
この物件を5年半保有すれば1000万円を超える資産が作れますよね。10年間だと1920万円です。
不動産は保有しているだけで収入が得られますし、売却しても売却益が得られます。
資産を作るという点では、ほかの投資と比べても収益性が見込めます。また、実際の運用は管理会社に任せられるので手間も少なく済みます。不動産投資は安定して資産を増やすのに向いている方法と言えます。
今現在不動産投資のための資金がない方は、まずは投資信託や株式などの投資をしながら資金を作り、不動産投資を目指しましょう。
不動産投資なら億単位の資産形成も夢ではありません。資産家になりたい方はまずは不動産投資を始めましょう。
まとめ
こちらの記事では、資産家とはどのような人を指すのかについてご紹介しました
資産家には具体的に「〇〇円以上資産を保有している」といったような金額の定義はありませんが、
世間的にみて誰からも金持ちであると言える人を指す場合、たとえば億単位で資産をお持ちの場合に「資産家」と判断されます。
長者番付に載るような世界的な資産家は1000億円以上あるような場合です。
銀行などでは億単位で資産を持っている方を資産家と呼ぶ場合が多いです。
また資産家の特徴として実物資産をお持ちの場合が多いです。
もしあなたがこれから資産家になりたいのなら、まずは億単位、1億円の資産形成を目指しましょう。
1億円の資産形成を目指すなら投資がおすすめです。あなたのステージに合わせた投資を始めるのが最も効果的です。
段階を踏んで、より効率よく資産形成をしていきましょう。
不動産投資なら今からでも億単位で資産形成を目指すことが可能です。ぜひ検討してみましょう。
投資について詳しく知りたい方はこちら:資金500万円を1000万円に増やすために私がおすすめする投資戦略
:1000万円を投資するなら新築一棟アパートがおすすめ!
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