忙しいサラリーマンに人気の副業4種と始める前に注意すべき2つのこと

サラリーマンの皆さんも副業で収入が増えれば嬉しいですよね。
年金支給額・退職金の減少や物価の上昇などの不安から、少しでも将来のためにお金を作っておきたいと考える人も多いのではないでしょうか。

昨今、サラリーマンの人たちもフレックス制度や在宅勤務制度など、様々な形の働き方が生まれています。
また、厚生労働省が平成30年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成してから、副業を認める会社も増えるなど社会全体が副業に寛容になったように見られます。
このような時代の中、自分の目標達成や将来のために、副業はチャンスを活かせる場なのではないでしょうか。

副業にはお小遣い稼ぎのアルバイトから専門性を活かしたものまで様々な種類があります。
しかし本業があって忙しいサラリーマンの皆さんは本業とのバランスも考えて副業をする必要があります。

サラリーマンの皆さんが副業をする場合に気を付ける事は下記の2点です。
➀本業に支障をきたさないこと
②将来性があり利益が期待できる副業をする

本記事では、サラリーマンの皆さんに目標達成のためのおすすめの副業を厳選してご紹介します。また、副業をする場合の気をつけるポイントや注意点などご説明します。

この記事が皆さんの目標達成のお手伝いになれば幸いです。

1.サラリーマンに人気の副業を種類別に紹介
2.サラリーマンが副業する時の注意点
- 2-1.無理せず長く継続して出来る副業を選ぶ
- 2-2.社内規定の確認をしよう
3.サラリーマンにおすすめの副業は不動産投資
さいごに

1.サラリーマンに人気の副業を種類別に紹介

世の中に副業は溢れています。時間給で隙間時間に出来るお小遣い稼ぎのバイトから、本業以上の利益が出る事もある個人事業まで様々です。

まずは副業を大きく4つの種類に分けてご紹介します。

それぞれの副業を次の4つの視点でお伝えします。
「労力」どのくらい時間や手間がかかるか
「収入」どのくらい稼げるか
「資金」どのくらい初期資金がかかるか
「専門性」どのくらい専門的な知識が必要か

1-1. ネットビジネス系副業

ネットビジネス系副業はインターネット環境とPC（もしくはスマホだけで出来るものもある）があれば出来るため、在宅勤務可能で時間の融通もつきやすい副業です。
初めて副業をするサラリーマンでも始めやすい人気の副業です。

種類は非常に多く様々な副業がありますが、人気のあるものとして下記の副業があります。

アフィリエイト

自身のブログやサイトに特定の商品・サービスの広告を掲載し、広告収入をもらう副業です。

基本的に成果報酬型の広告を扱います。ブログやサイトを訪れた人が広告をクリックして商品やサービスを購入すると、サイト運営者に成果報酬が入る仕組みです。
初期費用はドメイン代やレンタルサーバー代などの年間2万円ほどで、初心者でも始めやすいため、空き時間を有効活用できるため人気です。

しかしサイトの閲覧者が少なかったり商品の購入がなければ利益が出ないため、十分な収益を得るに至る集客を達成するまでには年単位レベルの時間と継続的な労力、さらには市場調査(マーケティング)なども必要と言えます。

WEBライター

WEBライターとはWEBサイト上の文章を書く人のことです。

企業などでライターを募集していることもありますが、昨今ではクラウドソーシングというインターネット上で企業が不特定多数の人に仕事を発注するサイトが多く活用されています。成果報酬型で報酬は文字単価×文字数で決まります。

未経験者でも受注できる内容も多く比較的始めやすいと言えます。ただし未経験でもできる案件は単価が安いものが多く、期限が決められている案件も多いため、しっかり稼ぐためには労力や経験値が必要となります。

せどり（転売）

せどりとは商品を安く仕入れて高く売ることで利益を出す副業です。

中古本・ゲーム機器・CD・家電商品からスニーカーや衣類など取り扱う商品は多岐にわたります。
PCやスマホがあれば誰でも始めることができますが、仕入れ時に費用がかかり商品が売れて差益が出ることで利益になるため資金が必要です。

1-2. 資格系副業

資格系副業は、資格や突出して高い技能やスキルを活かした専門的な副業です。基本的には対面中心ですが、昨今では仕事の内容によってクラウドソーシングを利用した在宅勤務も可能です。

自らのスキルを活かすため資金はかかりませんが、美容系などで自宅の一部を使って仕事をする場合は開業費用がかかります。
資格やスキルを持っていると、高単価の仕事に就きやすいですが、業務量に比例して収入が決まるため、ハードルが高いです。

様々な種類がありますが副業としては下記のようなものがあります。

美容系（ネイリスト、まつエク、マッサージなど）

店舗で時間給で働くことも出来ますが、自宅の一部を使って開業する人もいます。技術や経験によって収入面は大きく異なります。

学習系（英会話講師、家庭教師、PCインストラクターなど）

生徒がいれば自分の知識を活かし隙間時間で在宅勤務も可能なので、サラリーマンには比較的始めやすいと言えます。
昨今ではオンライン講師は非常に伸びている業種です。時間や曜日も自由で、ネット環境さえあれば費用も掛かりません。
個人で仕事を取るよりWEBサービスを利用する方が効率的に収入につながりやすいかもしれません。

語学系（翻訳、通訳など）

比較的高単価な発注が多いのが特徴です。翻訳業であればクラウドソーシングなどで在宅勤務も可能です。

1-3. 投資系副業

会社が副業禁止となっていても、投資に限っては副業と見なされない可能性が高いため、サラリーマンでも行っている人が多いのが投資系副業です。
投資するための資金が必要なので、ある程度貯蓄があることが前提です。

投資系副業には以下のようなものがあります。

不動産投資

不動産投資は物件を購入して家賃収入を受け取るインカムゲインと、売却した利益によるキャピタルゲインを期待する投資方法です。

サラリーマンが投資をする場合、最もおすすめの投資先がこの不動産投資です。

物件は銀行融資を受けて購入することがほとんどですが、サラリーマンは社会的信用が高いため銀行からの評価が高く、融資が出やすくなっているからです。購入後も管理会社に委託することで忙しいサラリーマンも手間なく運営が可能です。

投資信託

投資信託は個人に代わって資産運用のプロが株式や債券などを運用して、成果に応じて値上がり益と分配金を投資家に分配する金融商品です。

株式やFXのように荒い値動きもなく安心して投資でき、運用をプロに任せられるので、時間がないサラリーマンでも始めやすいでしょう。
小額から投資可能で、投資対象を分散させるため、リスク回避しつつ利益を期待できる投資法と言えます。

株式投資

株式投資とは、上場企業が活動資金の為発行する「株式」を売買する事で収益を出す投資法です。
投資の中で、最も多く運用されているのが株式投資です。

株式は常に価格が変動しているため、うまく売買できれば大きな利益を作れますが、元本保証がないため値下がりした場合は大きな損失が出ることもあるため初心者にはリスクが高い投資法の一つです。

FX

FX（外国為替証拠金取引）は、外貨を売買して為替相場の動きによって差額の収益を出す取引です。
一般的なFX取引倍率は現状25倍まで可能で、利益が25倍になる可能性がある代わりに、25倍もの損失になる可能性もあります。

価格変動も大きいため常に値動きを見る必要があり、時間・手間・ストレスがかかるためサラリーマンにとってはハードルの高い投資法と言えます。

仮想通貨

仮想通貨（暗号資産）とは、電子データのみでやりとりされる通貨で主にインターネット上での取引などに用いられます。

前述のFXと同様にハイリスクハイリターンの取引で、資産を増やすどころかなくしてしまう可能性もある投資先のため、サラリーマンにはおすすめしません。

1-4. 肉体労働系副業

身体を使って働く副業で一般的に自給制のものが多いです。働けば働くだけ稼げますが基本的な時給は低いので体力に自信がなければ難しいでしょう。
逆に言えば通常デスクワークのサラリーマンがエクササイズを兼ねた副業としてあえて選ぶのも良いかもしれません。

肉体労働系副業には以下のようなものがあります。

配達スタッフ

運送会社の配達スタッフやウーバーイーツや出前館などのフードデリバリーの仕事で、週1日や夜間などの募集も多いのでサラリーマンでも働きやすいのではないでしょうか。
特にフードデリバリーは昨今非常に需要が高いので常に募集しています。

引っ越し業者

引っ越しスタッフは配達スタッフ同様、土日や夜間など勤務形態にも融通が利きます。
また引っ越しシーズンの春・秋には時給も上がるためこの時期だけの副業としても使い勝手が良いかもしれません。

2.サラリーマンが副業する時の注意点

前章ではサラリーマンに人気の副業をタイプ別にご紹介しました。
しかし実際に副業をする場合、どんな副業でもおすすめ出来るわけではありません。
この章では、サラリーマンが副業をする時どんな点に気を付ければ良いのかをご説明します。

2-1.無理せず長く継続して出来る副業を選ぶ

忙しいサラリーマンが副業をする場合は、下記の点を満たす副業を選ぶことで無理せず長く継続することが可能です。

2-1-1.本業に支障が出ないような手間や労力がかからない副業

サラリーマンが副業をする場合、最も大切な事は本業に支障が出ないようにすることです。
そのため、仕事中にひっきりなしに副業の対応をしなければいけないものなどは絶対にやめましょう。

本業の仕事と両立して副業をすることは、本業だけで仕事をするより時間や労力が必要になります。また、仕事が終わった後や休みの日に副業を行えば休む時間も少なくなり体力を消耗します。
本業がおろそかになっては元も子もないので、無理のない範囲で出来る手間や労力がかからない副業を選ぶことが大切です。

2-1-2.将来のために安定してしっかり利益が出せる副業

忙しいサラリーマンが副業をするなら、安定してしっかり利益が出せる副業を選びたいですね。

サラリーマンの中には自分の趣味や目的によって隙間時間に好きなことを副業に選ぶ人もいるかと思います。
しかし、昨今のサラリーマンの退職金・年金支給額の減少問題や老後2000万円問題などで将来の貯えに不安を抱き副業をしようと思う人は、隙間時間に誰もが出来るアルバイト感覚の副業は選ぶべきではありません。
仕事内容にもよりますがそういった仕事は賃金も少なく、多く稼ぐためには長時間働かなくてはいけないからです。

また、FXや仮想通貨など手軽に出来てもハイリスクで大きな負債を抱える可能性のある副業もやめるべきです。
将来のために少しでもお金を増やしたいのなら、リスクが少なく長期的に安定して利益が出せるような副業を選びましょう。

2-2.社内規定の確認をしよう

副業をする場合は社内規定の確認をすることが大切です。
業務に専念することなどを目的として副業禁止の就業規則を設けている企業は多いと思いますが、実は法律上会社員は副業を禁止されていません。

日本国憲法第22条　
第二十二条　何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

このように職業選択の自由が保障されているため、基本的に副業することも本人の自由と考えられます。
また、厚生労働省が2018年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、「モデル就業規則」から副業を禁止する規定を削除したことから、副業に関して寛容になった企業も多いと言われています。

法律や労働法での禁止はありませんが、就業規則は企業と社員との間に定められたルールのため、まずは就業規則で副業に関しての定めがあるか確認しましょう。
前述した通り、法律や労働法での禁止はないため、原則的に副業は認める方向だと思いますが、届出や副業をする場合のルールが定まっているかもしれません。

原則的に、副業を行う場合は「本業の就業時間外であること」「本業に支障をきたさないこと」が大切です。就業規則に従い、ルールを守った上での副業が賢明でしょう。

2-2-1.公務員は原則的に副業は禁止されている

民間企業とは異なり、公務員は原則的に副業は法律で禁止されています。

政府が「未来投資戦略2018」において「国家公務員については、公益的活動等を行うための兼業に関し、円滑な制度運用を図るための環境整備を進める。と明記したことから、公務員の副業解禁の流れが大きくなっていることは確かですが、明確に解禁されてはいません。

許可を取れば副業を行うことは可能とされる場合は多いですが、いずれも公益的活動等が対象とされています。
具体的には、一定規模（10部屋5棟）以下の不動産投資、株・FXなどの金融商品の副業は認められることが多いと言えます。

民間企業と同じく「本業の就業時間外であること」「本業に支障をきたさないこと」を厳守し、正しく行う事ことが大切です。

2-2-2.投資は副業規定にあたらない

副業が禁止されている企業でも投資は認めている場合が多いです。個人の財産を資産運用することに企業が干渉することは出来ないからです。

中でも不動産投資は、相続でアパートやマンションを引き継いで賃貸経営することもあるため禁止することは難しいと言えます。
ただし、前述の一定規模（10部屋5棟）以上の賃貸経営は事業としてみられるため副業にあたるため注意が必要です。

投資が副業規定にあたらないとはいえ、やはり本業がおろそかにならないように気を付けましょう。
投資の中でも値動きの大きいハイリスクの投資は頻繁に株価を確認する必要があるためおすすめしません。仕事の支障になるようなハイリスクな投資はやめましょう。

3.サラリーマンにおすすめの副業は不動産投資

サラリーマンでも投資は副業規定にあたらないため始めやすい副業の一つです。投資の中でもサラリーマンに最もおすすめは不動産投資です。

サラリーマンが不動産投資をする場合、他の投資法とは異なり、サラリーマンならではのメリットが発生するからです。サラリーマンに不動産投資が向いていると言われるのはそこに理由があります。

3-1.サラリーマンの属性を活かして銀行融資が有利になるから

サラリーマンは会社に所属して毎月安定した給与を得ているため社会的信用が高く、不動産投資の融資審査が出やすい傾向があります。
サラリーマンにとって1番のメリットがこの「銀行融資が出やすい」点です。

不動産投資をする上で、銀行融資がいくら出るかということは非常に重要です。この銀行融資を使うことで、少ない元手でも高額の物件を買うことが出来る「レバレッジ効果」が見込めます。

下記は弊社で5000万円の物件の購入を進める中で、銀行の融資審査を受けた事例です。年収の高い自営業より、年収が低いサラリーマンの方が良い融資を受ける事ができました。

このように不動産投資の銀行融資はサラリーマンにとって圧倒的に有利に働くのです。
ただし、融資の条件は本人の年収や自己資金、年齢や購入する物件内容などによって変わります。まずはいくら融資が出るのかを銀行に確認しましょう。

銀行からの評価が高く融資で借り入れできる金額が多い場合、初期費用などで自己資金をほとんど使わずに不動産投資を始めることもできます。
自己資金に余裕を持って運用を進めることで、購入後の予期しない出費にも対応可能となります。

サラリーマンならではのメリットを最大限に使って、より効率的に不動産投資を進めましょう。

3-2.賃貸経営を管理会社に委託することで手間がかからないから

サラリーマンが副業をする場合、最も大切な事は本業に支障が出ないようにすることです。
不動産投資は、購入後の管理や運営を管理会社に委託することが可能です。そして保有物件が増えてもそれは変わらないため、運営が軌道に乗ってしまえば手間なく安定した資産拡大が可能です。

もちろん任せきりではなく、入居状況を把握して折々に管理会社への指示が必要にはなりますが、管理会社のサポートを得ることで本業があるサラリーマンでも手間を減らすことができ、安心して不動産経営を行う事ができます。

3-3.安定した家賃収入が長期間にわたり見込めるから

最低限の知識を持ち、利益が出る物件を購入できれば、リスクも少なく長期間にわたり安定した家賃収入が見込めます。

実際に弊社で物件を購入されたお客様の成功事例をご紹介いたします。

もともと株式投資をしていたお客様ですが、利益が出たり損をしたり安定しないため、より安定して利益が出る不動産投資に興味を持ち、弊社に問合せをしていただきました。
購入した物件は新築時からほぼ満室を維持できており満足いただけております。2年後を目途に2棟目の購入も検討中との事です。

不動産投資は、購入するために年収や自己資金等一定の条件が必要になりますが、サラリーマンの属性がフル活用できるメリットがあり、手間もかからないため本業があって忙しくても安心して運用が可能です。
また、購入後は値下がりもしにくく長期間安定した利益が見込め、利益を元手に保有物件の買い増しも出来、将来に向けての資産形成に大きな期待ができます。

→サラリーマンの不動産投資に関してより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

サラリーマン大家で成功するために知っておくべきポイントと注意点