投資と投機の違いとは?投機をおすすめしない理由とおすすめの投資

2021.8.27(最終更新日:2021.9.2)

私が書きました

宮川陽子
投資 投機
投資 投機

皆さん、投資をするならより大きく儲けたいと思いますよね。

投資の手法は様々で、中には非常にハイリスクな「投機」という手法があります。
私たちPLACの元には不動産投資に関して多くの相談が寄せられます。その中には投機的な投資で負債を抱えてしまった人もいらっしゃいます。

「投資」と「投機」この二つは似ているようで実は大きく異なります。
そして結論から言えば、私たちは「投機」はおすすめしません。
なぜならハイリスクで大きく儲ける方法は不確実で非常に危険だからです。利益を出すどころか、今まで貯めた資産を全て失ってしまう可能性もあります。

せっかく投資をするのなら、長期的に見て確実に大きな利益が作れる投資をおすすめします。

本記事では「投資」と「投機」の違いを目的や運用方法の観点でご説明します。
本記事を読んでいただければ、この二つの違いを理解して、将来の資産を確実により大きく増やすためにどういった方法を選ぶべきかを知ることが出来ます。

投機に関心がある方、より大きく儲けたいと考えている方、「投資」と「投機」の知識を付けて、将来の資産を失敗なく堅実に増やすための方法を一緒に考えましょう。

豊かな将来のため、本記事をお役立ていただければ嬉しいです。

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1.投資と投機の違い

「投資」と「投機」の明らかな違いはリスクの大きさです。

資産運用を考えている人は「投資」と「投機」という二つの単語を耳にすることがあるかと思います。
明確な線引きはされていませんが、よく言われるのは「投機=差益で儲ける方法」だと思います。

この二つの違いに関してはその他にも様々な考え方がありますが、私たちはあえて単純にリスク面のみに着目して下記のように定義して考えます。

投資と投機の定義

表に表すと下記のようになります。

投資商品一覧

不動産・投資信託・金・配当目当ての株式などはリスクが低く、リスクのコントロールができるため投資としています。
差益を主な目的とする株式投資・先物取引・FXなどはリスクが高く、リスクのコントロールがしにくいため投機としています。

それぞれ詳しく説明します。

1-1.投資とは 

投資とはローリスク又はリスクがコントロールできる方法のものと定義しています。
そしてその目的は長期的な視野での安定収入を目指すことです。

私たちの定義として「投資」として考えられるものには下記のようなものがあり、全てに共通して言えることはリスクの低さです。

投資に分類される商品

投資で得られる利益にはインカムゲイン(=資産を保有することで得られる利益)と、キャピタルゲイン(=資産を売却することで得られる利益)の2種類があります。
これら4つの投資法はそれぞれ得られる利益に違いがあります。

➀投資信託
利益は出にくいが、リスクの低い商品を購入することが可能なため、投資に分類される。

投資信託は個人に代わって資産運用のプロが株式や債券などを運用して、成果に応じて値上がり益と分配金を投資家に分配する投資方法です。
基本的に長期保有が前提なので得られる利益はインカムゲインがメインとなります。満期になる前に売却して利益が出た場合、キャピタルゲインとなります。

【投資信託で得られる利益】
インカムゲイン:分配金
キャピタルゲイン:売却した時の利益

②配当金をメインにした株式投資
投資信託同様、株式の中でもリスクが低い商品を選ぶことが可能なため、投資に分類される。

株式投資とは、企業が発行する「株式」を買って、その配当や売却によって利益を得る投資方法です。
「投資」の定義にあたる株式投資は配当金や株主優待のインカムゲインがメインとなります。売却時に利益が出た場合、キャピタルゲインとなります。

【配当金がメインの株式投資で得られる利益】
インカムゲイン:配当金・株主優待
キャピタルゲイン:売却時に利益が出た場合の売却益

③不動産投資
購入する物件によってリスクを低くすることが可能で安定した運用ができるため、投資に分類されます。

不動産投資とはアパートやマンション、戸建てなどの不動産を購入し、賃貸経営することで家賃収入を得ることを目的とした投資方法です。
得られる利益は毎月の家賃収入であるインカムゲインと、売却した際のキャピタルゲインの両方があります。

【不動産投資で得られる利益】
インカムゲイン:家賃収入
キャピタルゲイン:売却した時の利益

 

「金融商品と不動産の売却益の違い」

上記➀投資信託②株式投資の売却益と、不動産投資の売却益は意味が大きく異なります。

例えば5000万円の金融商品と不動産が10年後4000万円になった場合、以下のようになります。

5000万円の金融商品と不動産の比較

【差益のみで稼ぐ】金融商品  1000万円の損失
【差益だけじゃない売却益】不動産  返済が進んで残債が3500万円になっていれば500万円の利益

④金投資
利益は差益になりますが、価値が下がりにくくリスクが低いため投資に分類されます。

実物資産である金に投資する方法です。
保有することで得られる配当金や利息はないため、得られる利益はキャピタルゲインのみの投資方法となります。
年々価値も上昇している為、将来の資産を守るための投資として保有できます。

【金投資で得られる利益】
インカムゲイン:なし
キャピタルゲイン:売却した時の利益

それぞれ利益の出方は異なりますが、共通して言えることはリスクが低いことです。
投資の目的は、安定した利益を出し将来の資産をより増やすことです。投資先を慎重に選びその将来性に出資し、保有することで利益を受け取ることで資産形成はさらに期待できるものとなります。

1-2.投機とは 

投機とは投資商品のうち、よりハイリスクなものでコントロールしにくいものと定義しています。
そしてその目的はリスクを取ってでも大きな利益のため一攫千金を狙うことです。

私たちの定義として「投機」として考えられるものには下記のようなものがあり、これらは共通して全て非常にハイリスクなことです。

大きな利益が出る可能性もありますが、反対に大きな負債を抱えてしまう可能性もあり、資産形成には非常に不安定なためおすすめできません。

投機に分類される商品

投機で得られる利益はキャピタルゲイン(=資産を売却することで得られる利益)がメインになりますが、種類や保有期間によってインカムゲイン(=資産を保有することで得られる利益)が発生します。

➀差益を主な目的とする株式投資
差益で利益を出す投資はハイリスクなため投機に分類されます。

「投機」の定義にあたる株式投資は、差益のみを狙った投資方法になります。「投資」の定義にあたる株式投資と比べて、ハイリスクで利益が出る可能性もあるかわりに損失が出る可能性も大きくなります。

差益を狙う取引は最短1日から長くても2カ月ほどの間に取引されます。配当金は会社によって年1回または2回なので、利益は売却益となります。

【差益を主な目的とした株式投資で得られる利益】
インカムゲイン:配当金・株主優待
キャピタルゲイン:売却時に利益が出た場合の売却益

FX
レバレッジが大きく非常にハイリスクなため投機に分類されます。

FX(外国為替証拠金取引)は、外貨を売買して為替相場の動きによって差額の収益を出す取引です。
一般的なFX取引倍率は現状25倍まで可能で、利益が25倍になる可能性がある代わりに、25倍もの損失になる可能性もあります。
金利の高い通貨を買って持っていると、2つの異なる通貨の金利の差額にあたる「スワップポイント」がもらえます。

FXで得られる利益】
インカムゲイン:スワップポイント
キャピタルゲイン:売却時に利益が出た場合の売却益

③先物取引
FX同様レバレッジ取引によって大きな損失が出る可能性もあり非常にハイリスクなため投機に分類されます。

先物取引とは、取引期間(最長で1)を予め決めておいて、将来の売買について現時点で約束する取引のことです。
FX同様レバレッジ取引ですが、先物取引は取引対象の商品や価格変動によって最大レバレッジが異なってきて、特にレバレッジが高いものは70倍を超えることもあります。
また、取扱い商品はガソリンや原油など価格変動の振り幅が大きいものが多いため、常に値動きの把握が必要です。
先物取引は価格変動が全てのためインカムゲインは発生しません。

FXで得られる利益】
インカムゲイン:なし
キャピタルゲイン:売却時に利益が出た場合の売却益

1-3.いつの間にか「投資」が「投機」にならないように気を付ける

投資の中でもハイリスクで、コントロールしにくいものをが投機に分類されることはお伝えしました。
機会に投じると書く投機は、偶然の利益を期待する不確実な要素が大きく、その意味では投機はギャンブルとほぼ同じ意味だと言えるでしょう。
ギャンブルが投機と違う点は、胴元がいて場所代等の手数料を差し引いた残りが買った人に配分されるというシステムです。
投機もギャンブルも、当たってお金を儲ける人は確かに存在しますが、それはほんのごく1部の人です。

投機は投資のように長期的な視野での安定収入を期待するものではなく、リスクと引き換えに利益だけを求める非常にハイリスクなものです。

わたしたちは投機もギャンブルもお勧めしません。なぜなら勝つこと、勝ち続けることは非常に困難だからです。

せっかくお金を使うなら大きく儲けたいのは皆同じでしょう。
しかし、目的は資産を増やすことのはずです。
大きなリスクを取って、結果全てを無くしてしまうことは本来の目的ではないはずです。

同じ投資をするのならリスクをコントロールして、しっかり利益を出せる投資先を選べるようにしましょう。
投資をしているはずが、いつの間にか投機(ギャンブル)にならないように十分注意が必要です。


2.おすすめの投資3選 

大きく儲けたいと思い投機にチャレンジする人も、本当に成功できる人はほとんどいません。

投機のように短期間で高額な利益は期待できませんが、長期的に安定した収入を得ることができれば将来の資産形成は大きく期待できるものになります。

下記でおすすめする3つの投資先は、将来の資産形成としてリスクが少なく失敗する可能性を小さくしながら効率的に投資ができるものです。

おすすめの投資3選

➀不動産投資

不動産投資はアパートやマンション、戸建などの不動産を賃貸することで収入を得る方法です。
不動産投資は将来の資産を増やすために最もお勧めできる投資方法です。

  不動産投資がおすすめの理由

 

物件を購入し、長期保有することで得られる家賃収入で安定的に利益を増やしていく不動産投資は資産を増やす方法としてとても効率的と言えます。

購入するために年収や自己資金等一定の条件が必要ではありますが、最低限の知識を持ち、利益が出る物件を購入することで、リスクを低くでき安定してじっくり利益を増やすことが可能となります。
安定した職業についている人は銀行からの評価が高く、融資で借り入れできる金額が多くなり、少ない自己資金でも高額な物件を購入できるレバレッジ効果が見込めます。

また不動産投資は、購入後の管理や運営を管理会社に委託することが可能です。管理会社のサポートを得ることで手間なく安心して不動産経営を行う事ができます。

実際に弊社で物件を購入されたお客様の成功事例をご紹介いたします。

成功事例

こちら年間収入540万円、月々45万円の収入です。返済後でも年間約302万円の収入です。
他の投資に比べ、不動産はインカムゲインが大きいため十分な収入源となります。

また、売却する際も購入時より値下がりしたとしても、返済が進んで残債が減っていれば利益になります。
安定した家賃収入を得ながら、適切なタイミングでキャピタルゲインを出すことで、その利益を元手に保有物件の買い増しも出来、将来に向けての資産形成に大きな期待が持てるのが不動産投資なのです。

→不動産投資に関してより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
なぜ新築一棟アパート投資を通じて年間540万円の家賃収入を得ることができたのか?

②投資信託

投資信託は個人に代わって資産運用のプロが株式や債券などを運用して、成果に応じて値上がり益と分配金を投資家に分配する金融商品です。
運用する商品によって安全性や収益性は異なります。

投資信託がおすすめの理由

株式やFXのように荒い値動きもなく安心して投資でき、運用をプロに任せられます。
また、100円や1000円などの小額から投資可能で、投資対象を分散させるため、リスク回避しつつ利益を期待できる投資法と言えます。

見込める利益は商品によって大きく異なり利回り10%を上回るものから1%を切るものまで様々です。しかし利回りが高いものはリスクも高く損失が出る可能性も大きいと言えます。
一般的に個人投資家が目指すべき利回りは35%と言われています。中長期の積立で手堅く資産を増やす投資先として投資信託を選びましょう。

また、投資信託には得られた利益をそのまま積み立てることでさらに増えていく「福利」という効果があります。これは投資期間が長ければ長いほど雪だるま方式に利益も大きくなります。

以下は、金利5%の商品を毎月5万円ずつ積み立てたときの金融庁の資産運用シミュレーション結果です。

積立金額と運用成果

シミュレーション参考:金融庁 資産運用シミュレーション

10年目では約176万円の福利効果が30年目では約2361万円になることがわかります。
このようにハイリスクな投機的投資でなくても長期的に保有することで大きな利益が期待できます。

 

③インデックス投資

インデックス投資とは、市場全体の動きを表す指標(インデックス)と連動した値動きを目指した投資信託のことです。
前述で説明した②投資信託は、インデックス投資と比べられる手法で「アクティブ運用」と言われます。

インデックス投資がおすすめの理由

比較するとインデックス投資の方が下落リスクが少なく長期的に安定した利益が出やすいため、初心者向きの投資と言えます。
また、他の投資信託よりも手数料が安く設定されていることも多いためコスト面でも安心です。
インデックス投資は平均して年46%の利回りが期待できると言われています。

投資対象は、国内外株式・国内外債権・国内外リートの6つです。インデックス投資は1つ購入すれば複数の銘柄を購入したことになり、分散投資としてもリスクを抑えることができます。

下記は毎月5万円ずつ10年積み立てたときの投資結果の一例です。

 

インデックス投資 投資結果

シミュレーション参考:三井住友トラスト・アセットマネジメント SMTインデックスシリーズ投資結果

インデックス投資は一時的に下落したとしても長期的に見て伸びていくことも多いため、値動きに一喜一憂するのではなく、長期的にコツコツと運用することで結果として手堅く利益を作れる投資法です。


さいごに

投資をするなら大きく稼ぎたいというのは誰もが思うことです。

しかし世の中に、「確実に短期間で大きく稼ぐ方法」は存在しません。
もし投機で成功した経験があったとしても、それが続くことは限りなく困難なことです。

本記事では、投機のように短期間で利益を狙うことはできませんが、安定した収入を長期間にわたり得ることで、大きな資産形成につながる投資もあることをお伝えしました。

投機は今までに築いた資産を全て失う可能性もあります。せっかく頑張って貯めたあなたの資産です。投機ではなく投資で、堅実により大きな資産形成につなげていきましょう。

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